アスぺこそ東大へ行け?

東大生の4人に1人はアスペルガー症候群の疑い有り……という話の真偽はさておいても「アスぺみたいな人」が飛びぬけて多いという話をよく耳にします。

それは何故なのでしょうか。




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アスペルガー症候群と近年の誤解

アスペルガー症候群とは発達障害の一つで、簡単に言えば知的障害のない自閉症のこと。

大きな特徴は異常なほどに「空気が読めない」ため対人関係が不得手なことや、限定された興味やこだわりが人よりも強いことです。

近年は急速に認知が高まり注目が集まって来ていますが、アインシュタインを始めとした偉人達がアスペルガー症候群だったのではないかと言われていることや、優れた能力を持つ著名人が表沙汰になることでアスペルガー症候群=変わり者の天才というイメージがとても強くなってしまいました。

そのため最近は自己診断テスト等で高得点が出た「自称アスペルガー症候群」が大量発生しているようにも感じます。

因みに発達障害の診断基準はあいまいであるため、医療機関で検査しても「発達障害の疑い有り」という診断は案外簡単に出てしまいます。

自分も以前出ました。アスぺではなく学習障害でしたけれど。
実は二桁以上の暗算が全く出来ないんです。
1908円の請求に対して客が2008円を出した時のお釣りはいくらかなんて話になったらパニックになって電卓を叩いてしまうくらいです。
筆算を使えば出来るので数学の成績は悪くなかったんですけどね。

 

東大生にアスペルガー症候群が多いのは当り前か

アスペルガー症候群の人は、記憶力に優れている人が多いです。

大学受験までの勉強は『記憶力』がものをいうと言っても過言ではなく、テストのパターンを暗記することにより高得点を望めます。
そのため高偏差値の子が多く、アスペルガー症候群の子どもが東大に集まりやすいということには納得できます。




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しかしアスペルガーの子が必ずしも成績が良いかというとそうではありません。
彼らは特定の分野に対する並外れた集中力と記憶力を発揮しますが、一方で自分の興味のない分野に対しては非常に忍耐力が弱い場合が多いです。

数学ではいつも満点を取って授業レベルを遙かに凌駕する問題を解いているけれど、国語のテストになると赤点続き……
このように自分の得意分野と不得意分野に極端な差が出てしまうという人もいます。

大学学部受験は基本的に全ての科目の合計点で合否を判断するため、あまりに一教科特化型ですと全体の偏差値は当然低くなってしまいます。
そのためある特定の分野・科目では大変優秀でも総合で見た時には平均レベルで、必ずしも彼らが高偏差値の大学へと進学するとは限りません。

それでも特定分野で本当に優れた能力を持つ人は、「大学院入試」を通してやがて自然と東大をはじめとする上位大学へと集まってきます。
院入試は学部入試とは異なり、総合性より専門性が強くなります。
そのため学部入試では落とされてしまった人にとっては、高い専門的知識を買ってもらえる大学院制度はチャンスでもあるのです。

アスぺこそ東大への意味

以前『ドラゴン桜』という漫画で「馬鹿とブスこそ東大へ行け」という名言がありました。
これと意味合いは違いますが、アスペルガー症候群にとって最良の生き方は、得意分野に対する高い集中力と探究力を生かした仕事につくことなのです。

もちろんこれはアスペルガー症候群の人に限った話ではありませんが、彼らは特異なコミュニケーションや想像力の欠如といったマイナス面により面接や人間関係の構築が苦手で、世間一般の「普通の会社」に勤め、サラリーマンやOLとして生きていくことは大変苦痛を伴うことになると思います。

そのため東京大学と言う日本一の学術組織内で興味のある分野を極めて生きていければ、豊かな人生を送ることが出来るのです。

もちろん彼らの興味の対象は大学で研究されている学問に限定されてはいません。
画家やプログラマー等、興味あることが仕事と上手く結びつけられれば東大へ行かなくとも「成功したアスペルガー症候群」と言えるでしょう。

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