福士加代子 名古屋強行ならずリオ代表選考はどうなる

1月の大阪国際大会で優勝したマラソン選手・福士加代子選手(33)が、一時は3月13日に行われる名古屋ウィメンズに出場する意向を示していましたが撤回致しました。

名古屋ウィメンズはリオ五輪代表選手を決定する最終レースであると言われています。




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名古屋出場なぜ?

1月に大阪国際が行われ、3月13日の名古屋まではわすが2か月しか経っていません。

マラソン選手が大会から次の大会までそれほどの短時間で出場することは、大変危険な行為と言われています。

 

そうまでして福士選手が名古屋ウィメンズに出場しようとしていた理由は何なのでしょうか。

 

それは日本陸上競技連盟(以下陸連)が、大阪国際で優勝した福士選手に内定を出すことが出来ないからです。

 

陸連が定めた五輪代表選手の基準は

1.日本人トップ

2.世界選手権8位以内

の二つがあります。

福士選手は先日の大阪国際で、リオ五輪代表選手設定記録である2時間22分30秒をクリアし優勝しました。

 

しかしながら最後の選考レースと呼ばれている名古屋ウィメンズで日本人選手のうち2人が福士選手のタイムを上回ってしまった場合、選考が難しくなってしまいます。

そのため福士選手には内定が出ませんでした。

 

しかし陸連としては

「大阪は申し分のない走り。名古屋に出ることは避けてほしい」

と内定は出せないものの福士選手を高く評価しています。

その対応に対して福士選手の監督である永山忠幸さんは

「落選の可能性が0.01パーセントでもあるなら(名古屋ウィメンズに)挑戦します」

と参加の意向を示しました。




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女子オリンピック代表は3人までですが、一枠は昨年の世界選手権で7位に入賞している伊藤舞選手で埋まっています。

 

そのため残り2枠になりますが、もし名古屋ウィメンズで好成績の選手が多数いた場合福士選手が落選する可能性が出て来てしまうため、それを避けようとの判断になったのだとと思います。

 

これに対し陸連は以下のコメントを残しました。

 

「現時点で内定は出せない。先にレースを終えたら待つことも含めて選考だ」と強調しました。そのうえで、「福士選手サイドには『ずば抜けた力があることは認識している』と伝えてある。出場はダメージが大きいことも知っているはずだ。オリンピックに向けて準備してほしいと思っているが、陸連が福士選手の出場を剥奪する権利を持っているわけでもない」

 

そして3月1日、福士選手は名古屋ウィメンズへの出場撤回を明らかにしました。
その理由を永山監督は以下のように述べています。

 

「メールなどで一般の多くの方から福士のことを心配して頂いた。名古屋での可能性を検討してチームとして総合的に判断した」

やはり選手の体のことを考えると、正しい判断なのではないかと思えます。

 

今回の件で、陸連側の制度や選考方法の不明瞭さが問題となりました。
さいたま・大阪・名古屋と3つの選考会があることも問題で、今回の反省を次回以降に生かして欲しいところです。

名古屋ウィメンズには2015年のさいたま国際で日本人トップを取った吉田、アテネ・オリンピック金メダルの野口、2014年の横浜国際優勝の田中、2013年世界選手権4位の木崎など強豪がそろっています。

 

果たして彼女たちの追いこみから逃れ、福士選手はリオ代表の切符を手にすることが出来るのでしょうか。

予測はなかなかに難しい状況です。

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