「聲の形」映画の公開日とスタッフが決定! テレビアニメではなく映画化の理由は

読み切り漫画の頃から大反響があり京都アニメーションで映画化が決定していた『聲の形』の最新情報です。

聴覚障害を持つヒロインという映像化が難しいと言われていた本作を手掛けるスタッフ陣はなかなか期待出来る方たちが揃いました。
原作のあらすじも紹介していきたいと思います。




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聲の形とは

聲の形(こえのかたち)は大今良時(おおいまよしとき)による少年漫画。

 

2011年『別冊少年マガジン』にて読み切りとして登場した際に反響が大きく、リメイク版の掲載の後『週刊少年マガジン』で2013年から2014年まで連載されました。

聴覚障害を持つヒロインがいじめを受けるという内容なため、当時は掲載が見送られお蔵入り化もあり得る作品だったという話を聞いたことがあります。

しかし弁護士や全日本ろうあ連盟とも協議して掲載まで至ったこともあり、賛否両論どちらの意見も出る話題作となりました。

 

2014年「コミックナタリー大賞」第1位
「マンガ大賞2015 」3位
「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位

など様々な賞を受賞しています。

聲の形 あらすじ

小学六年生の将也のクラスに転校してきた少女・硝子は生まれつきの聴覚障害を持っていた。

筆談でクラスメイトとの交流を図ろうとする硝子であったが、度重なる授業の中断や合唱コンクールで入賞を逃したことをきっかけにクラスでいじめを受けるようになる。

 

毎日に退屈していた将也は好奇心からクラスメイトたちと共に硝子をいじめるが、補聴器の紛失を硝子の母親が学校に訴えたことで事態は一変。

クラスメイトたちはすべての責任を将也に押し付け、また担任も将也一人のせいと決めつけ聞く耳を持たなかった。

以後いじめの標的はてのひらを返したように硝子から将也に変わり、クラスでの孤立を深めていく将也。

その不満を硝子にぶつけたことで二人は取っ組み合いの喧嘩になるが、その直後硝子は転校していってしまう。

硝子が転校した後、落書きだらけの自分の机を毎日拭いてくれていたのが硝子だと知り、将也は初めて自分の犯した過ちに気がつく。

 

しかし謝る機会も与えられず、後悔を抱えたまま5年の月日が流れた。

「あの時お互いのこえが聞こえていたら」

その一心で手話を学び、高校3年の春、硝子へもとへ“償い”をしに行く将也。
5年ぶりの再会。
初めて互いのこえが伝わる時、物語が始まる。

 

他人とのコミュニケーションで失敗が多く、人付き合いが苦手な硝子。

彼女をいじめたことで後悔やトラウマを抱え人を拒絶して生きる将也。

他者とどう接するか、自分とどう向き合うか。

少年と少女の「生きること」に焦点を当てた物語です。

 

基本的には二人が中心となっていますが、

いじめられている姉を守るため男勝りな振舞をする硝子の妹・結弦。

将也に好意を寄せていたもののいじめに加担してしまい、硝子を恨んでいる少女植野。

硝子をかばったことでいじめられ不登校になった佐原。

小学校以来将也に出来た初めての友達で良き理解者の永束。

など、さまざまな人物の思いが交錯し、それぞれがそれぞれの答えを導こうと懸命になります。




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映画の公開日・スタッフ

さて、映画についてですが制作が京都アニメーションで、監督が山田尚子さんということは以前より発表されていました。

京都アニメーションは「AIR」「フルメタル・パニック!」「涼宮ハルヒ」「らき☆すた」等の人気原作から始まり、最近では「中二病でも恋がしたい!」「Free!」「響け! ユーフォニアム」など多くのヒット作を生んでいるアニメーション会社です。

監督の山田尚子さんは映画化もされた「けいおん!」や「たまこまーけっと」で監督をつとめ、「響け!ユーフォニアム」ではシリーズ演出を手掛けています。

さらに脚本は昔から活躍する吉田玲子さん。

話題作「ガールズ&パンツァー」や日常系アニメ「のんのんびより」では脚本とシリーズ構成を兼ねていますし、「SHIROBAKO」「ハルチカ 」等でも脚本やシリーズ構成に関わり、魅力ある作品を生み出している脚本家です。

キャラクターデザイン・西屋太志さんは京アニ所属のアニメーター。

キャラデザや総作画監督を務めた作品に「日常」「氷菓」「Free!」等があります。

 

主力を集めてきたと言っても過言ではない豪華スタッフ。

これはかなり力を入れていると見ていいのではないでしょうか。

 

「聲の形」は知名度も高く人気作でかねてよりアニメ化や映画化が期待されていた作品でもあります。

失敗は出来ないといたところでしょうか。

 

映画の公開日は2016年9月17日より

まだまだ先ですが、楽しみですね。

 

作品の魅力

この物語の考えさせられる点は、最後まで決してスッキリとはしない点です。

将也は結局かつての仲間と和解出来たのかというと、明言されていません。

硝子が将也のいじめられる原因になったと考えている植野も、最後まで彼女をいじめたことを後悔することはありませんでした。

彼女には彼女の考えがあり、それを突き通しているようです。

ですが最終回ではかつていじめっ子・いじめられっ子の関係であった硝子、植野、佐原はそこそこ仲良くやっている描写が見られます。

すっきりと過去を清算したわけではないですが、何となく上手くやっている、彼女たちはまだ模索の最中なのだと思います。

 

この終わり方については「結局何の解決もしていない」と批判の声もありますが、個人的にはこれで良かったのではないかと思っています。

現実も白黒はっきりつくことばかりではありませんし。

過去のいじめを謝ることも稀なことだと思います。

そう言う点でも聲の形は考えさせられる作品になったのではないでしょうか。

 

内容の濃い7巻分の内容をどう映画の中に落としていくのかは分かりませんが、スタッフ陣に期待したいところです。

 

結局テレビアニメ化はあるの?

聲の形は最初アニメ化と発表された際、テレビ版か映画版かはっきりしていませんでした。

結局は映画版に落ち着いたわけですが、今後テレビ放送という形になる可能性はあるのでしょうか?

そうは言っても映画は2時間弱くらいです。

色々と大切な部分を端折らなくてはならないでしょうから、1クールでもテレビアニメでじっくりやって欲しいところはあります。

今回の映画で人気が高ければテレビアニメもあるのではないかという声も聞きます。

 

しかし、テレビアニメ化の可能性は現時点ですと低いと思われます。

数年前に有川浩さんの「図書館戦争」という小説がアニメ化しました。

有川さんは多くのドラマ化作品の原作を手掛けていますし、図書館戦争自体も実写映画にもなりましたので知っている方は多いと思います。

この作品には中澤毬江という聴覚障害をもつ女子高生が登場するのですが、図書館戦争がアニメ化する時の条件が「テレビに中澤毬江は出さない」ということだったのです。

因みにDVDの特典には彼女は登場しています。

 

聴覚障害のキャラクターは地上波に出られないという不思議な規制にファンは釈然としなかったわけですが、実写映画の際には中澤毬江は登場していました。

この事から、映画という媒体では問題が無いようです。

誰の目にでも触れるテレビとは違い、映画は希望する人間がお金を払って見るものだからでしょう。

 

しかし地上波であればすべてが駄目かと言いますと、これまた違います。

2004年に妻夫木聡さんと柴咲コウさんが主演の「オレンジデイス」というテレビドラマが放送されましたが、あの作品において柴咲コウさんが演じた萩尾沙絵は聴力の失った女子大生という設定でした。

あの頃からはだいぶ時代が変わっているということもあるでしょうが、ドラマかアニメ化という点もあるのかもしれません。

いずれにせよ、聴覚障害を持つキャラクターをテレビアニメに登場させるということは、どうやら規制がかかってしまう可能性が大きいのです。

 

そのため聲の形も残念ですが今のところは映画止まりというところでしょうか。

とは言え雑誌掲載も危ぶまれていた作品が映画化までするという点はありがたい話です。

相当の技量が求められるであろう硝子の声優をはじめキャスト発表はまだですし、気になることは色々ありますが、しばらくは続報を待とうかと思います。

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