津久井やまゆり園「にがり窒息事故」について にがりの致死量とは?

7月26日午前2時50分頃、神奈川県相模原市にある障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に元職員の男が刃物を持って押し入る事件が起きました。

「津久井やまゆり園」は過去ににがりの原液を誤飲した入所者が亡くなるという事故も起きていました。




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津久井やまゆり園事件概要

7月26日、午前2時半過ぎという深夜に神奈川県相模原にある障害施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った男が侵入しました。

男は入所者に襲い掛かり、49人が刺されうち19名が亡くなるという多くの犠牲者を出す事件へと発展しました。

逮捕された男は元職員である26歳の植松聖(うえまつさとし)容疑者。

容疑を認めた植松容疑者は「障害者なんていなくなればいい」「辞めさせられて恨んでいた」と供述したことから、施設に恨みを持っていたことが分かります。

入所者とトラブルを起こし、施設を辞めさせられた過去がある植松容疑者。

「やつをやった」と話していたといい、「やつ」とは退職する原因となった入所者であることが考えられます。

介護職は所謂「ブラック職種」と言われており、津久井やまゆり園も厳しい労働条件下であったことが明らかになっていますし、精神的に病んでいた可能性もあります。

もちろんそのことが免罪符になるわけではありませんが、今回の事件は介護職の雇用条件・労働条件といった面も考える必要性があるのではないかという意見が多く見られました。




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にがり窒息事件とは

さて、大きく取り沙汰されている「津久井やまゆり園」ですが、過去に入所者が事故死する「にがり窒息事件」があったことが明らかになっています。

2004年、入所していた当時56歳の女性がにがりの原液(200cc)を誤飲してしまい、意識不明の重体から亡くなってしまうという事件が起きました。

女性は普段便秘症状の改善のために2.5%に薄めたにがりを毎朝飲んでいました。

しかし冷蔵庫に入っていたにがりの原液と、水で薄めたにがり水を職員が取り間違えてしまい、女性が誤飲するという事故が起きてしまったのです。

障害者・高齢者施設において食事の介助ミスは命を落とす危険性があります。

募集人数も多く資格不問の場合が多いので「他に働くところが無くて介護職」という人も多く見られますが、実際は責任ある職務であると考えられます。

 

にがりの効果・致死量

2004年におきた「にがり窒息事件」ですが、実のところ私は今回初めてこの事件を知りました。

にがりと言えば豆腐を作る時に使うものくらいの認識しかありませんでしたが、この機会ににがりについて調べてみました。

そもそもにがりとは何なのでしょうか?

主成分を塩化マグネシウムとする食品添加物です。

海水の大部分は塩化ナトリウムが占めていますが、食塩生成の際に塩化ナトリウムを取り除いた残り汁がにがりというわけです。

用途は豆腐の凝固剤、料理のアクとりとして使われています。

2004年に日本肥満学会が「にがりの抗肥満化作用について」という学会発表を行いました。

この発表を受け「発掘!あるある大事典」では「にがりにはダイエット効果がある」という放送し、一時期にがりダイエットがブームとなりました。

しかし科学的根拠はないとのこと。

恐らくは少量の摂取をすることで、便通がよくなり新陳代謝が活発になるため痩せやすくなるということかと考えられます。

しかし飲みすぎは下痢の元にもなりますし、腎臓機能がに問題がある人が摂取すると高マグネシウム血症を起こす危険性もあります。

塩化マグネシウムの致死量は2800~4700mg/kgであるため、上記のように原液で飲むようなことがなければ死に至ることはないかと思いますが、にがりを飲むことで得られる効果は薄いようです。

現在では健康法としてにがりを摂取している人は少ないのではないでしょうか。

津久井やまゆり園でも当然使用しておりません。

どんなものも過剰摂取は毒になると言われますが、にがりもそのうちの一つであるようですね

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