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古屋絵菜という女性をご存じでしょうか?
彼女は山梨甲州で1000年を誇る伝統芸術である「ろうけつ染め」を受け継ぐ
染色家なのです。
2013年に放送されたNHK大河ドラマ 「八重の桜」ではオープニングタイトルバックに
作品が起用されたこともある古屋さん。
そんな知る人ぞ知る染物界隈での有名人である古屋絵菜さんが「沸騰ワード10」
でご紹介されるようです。
実は母親である真知子さんを始め、ご家族も芸術家であるので、
一足先に古屋絵菜さんとそのご家族を紹介していきたいと思います。
Contents
古屋絵菜経歴
名前:古屋絵菜(ふるやえな)
生年月日:1985年生
出身:山梨県甲州市大和町
高校:山梨県立日川高校
大学:武蔵野美術大学工芸工業デザイン科テキスタイルスタイル専攻修了
地元の日川高等学校を卒業し、武蔵野美術大学を修了後全国で個展を開き始めた古屋絵菜さん。
2年前の2015年には上海へ留学もしており、本場でろうけつ染めを学んでいたことかと思われます。
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ろうけつ染めと古屋さんの作品
古屋さんが行っている「ろうけつ染め」とは簡単に説明してしまうと、
溶かした蝋で布に模様を描き、染色して蝋を落とす、というものです。
すると蝋を塗った部分だけ染め色がつかずに白い模様になります。
こうやって説明すると「あれ? 結構簡単そう」と思いますよね?
でもやってみると蝋を塗る過程が難しく、案外綺麗に模様にならなかったりします。
最近ではろうけつ染めキット等が売っていますので、興味のある方はぜひ。
話を古屋絵菜さんに戻すと、古屋さんは個展を開く一方で、HNK大河ドラマからオファーがかかります。
それが2013年の大河ドラマ「八重の桜」です。
綾瀬はるかさんが幕末から明治を生きるたくましい女性を演じました。
この大河ドラマは、オープニングの中盤に桜を使用したアートが月替わりで挿入されているのです。
染物や墨絵、CGに至るまで各方面の芸術家が起用され「挫折と再生」とモチーフで
作品を仕上げました。
そのうちの一人、5月のオープニングを担当したのが古屋絵菜さんだったのです。
8メートルにも及ぶ大作がこちら。
大河ドラマ八重の桜のタイトルバックの桜の絵が、甲府駅前の東横イン元麻布ギャラリーで観れます!作家の古屋絵菜さんもいらっしゃるので、お話しを伺うことができますよ!実は後輩だったりします。武蔵美の。全然大物だけど。 pic.twitter.com/wAOuQLu7I6
— StudioShift深澤竜也デザイン事 (@studioshift) 2013年10月23日
花びら一枚一枚、蝋で描いているのです。
気が遠くなる作業ですね……汗
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古屋絵菜さんの母・兄弟
古屋絵菜さんのご家族ですが、実は母親の真知子さんは染色家なのです。
母の作品、作品作りが幼い頃から絵菜さんに影響を与えていたのではないかと思います。
現在母の真知子さんは地元山梨を中心に美術協会の会員、審査員を務める他、
学校や施設に作品を寄贈しています。
平成19~23年ごろには作品が高等学校の国語の教科書「国語表現Ⅰ」の表紙に
採用されたこともあったそうです。
自分この年代なので使っていた可能性が高いのですが残念ながら記憶にないです。
そんな母・真知子さんの夢は親子での個展。
7年前山梨県の美術館でその夢が叶いました。
絵菜さんの弟である長男友只さん(現在30)は日本大学芸術部デザイン建築コース卒。
現在は一級建築士として建築事務所に勤めています。
学生時代には銀座で開催される「スペースデザイン学生コンペティション」で
銀座ロータリークラブ賞という賞を受賞されました。
個展では立体像を出典しました。
次女の桃与さん(現在28歳)は、絵菜さんと同じ武蔵野美術大学の出身です。
当時は大学生でしたが、映像と絵画を合せた作品を出展されました。
武蔵野大学の美術館で「優秀作品展」に卒業制作の作品が飾られたことから、
大学でも優秀な成績をおさめていたのだと思います。
現在は不動産会社で営業をしているようで、アーティストとして活動をされているわけではないようです。
母親を筆頭に素晴らしいセンスを持つ古屋家のみなさん。羨ましいです。
今回は新進気鋭の染物家、古屋絵菜さんをご紹介しました。
甲州の自然の美しさが、作品作りに大きな影響を与えているとのこと。
現在は東京や上海で活動されていますが、甲州の伝統を確かに受け継いでいる一人です。
これからの作品作りにも期待大です。
最後までご覧いただきありがとうございました。