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スポーツ

奈良岡功大(バドミントン)が浪岡高校へ! 全中3連覇の次はインハイ三連覇もあり得るか!?


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前回のリオ五輪で日本勢初の金メダルを手にした「タカマツペア」

日本のバド史上初のシングルスメダルリストとなった奥原希望選手。

この方々の活躍を筆頭に、イマ日本のバドミントンが熱いです!

そして3年後に訪れる東京オリンピック。

ここでも日本人の活躍は期待出来るのでしょうか?

本日は東京五輪での活躍が有望視されているビッグ選手・奈良岡功大君について紹介したいと思います。

Contents

奈良岡功大プロフィール

名前:奈良岡功大(ならおかこうだい)

生年月日:2001年6月30日(2019年現在17歳)

出身:青森県青森市

身長・体重:174cm/69kg(2018年時)

血液型:B型

利き手:右

所属:浪岡南小学校→浪岡中学校→浪岡高校&ナショナルメンバーBチーム(2018年は代表ならず)

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5歳で素振り1日3000回!?

5歳の頃からバドミントンを始めた奈良岡功大さん。

体格に恵まれていたこともありますが、何より大きかったのは指導者である父・奈良岡浩さんの影響です。

奈良岡浩さんは地元のジュニアクラブである『浪岡ジュニアバドミントンクラブ』の創始者であり、浪岡中学校のバドミントン部の監督も務めている方。

ご自身もインターハイベスト4という実績も持っていますが、意外なことに最初は功大さんがバドミントンをすることに反対だったそうです。

……なぜでしょうか?

今ではバドミントン界期待の星とも言われている奈良岡功大さんですが、幼少期は「空振りばかりで、センスないな」と浩さんに思われていたのです。

そのため自分と比較されるのを避けるため、浩さんは功大さんにはバドミントンをやって欲しくないと考えていました。

父親と比較されては可哀想という、浩さんの親心だったのかもしれません。

しかしそれでもバドミントンに興味を示した功大さんが、最初に与えられた課題はなんと1日素振り3000回!

所要時間は1時間40分。信じられません。

正直素振りなんてフォームを意識して丁寧に行えば30回ほどで疲れてしまいます。

さらに単調で面白みはゼロ、続けるのはなかなか根気が必要です。

そんな嫌がらせのようなメニューをなんと5歳児の功大さんは4か月もこなし続けたのです。

素振りは地味ではありますが、実業団で活躍する選手もないがしろにはしない大切なメニュー。

功大さんは地道な練習を続け、気が付くと基礎もフォームを身に着いてバドミントンの腕が上達していたのだといいます。

そんな奈良岡功大さんは小学生の時にはすでに頭角を現していました。

小学2年生で初の全国大会優勝

そして小4から出場出来る全国小学生バドミントン選手権大会。

この大会で4年生から6年生までシングルスで3連覇をしているのです!

全小は中高の大会と異なり学年ごと行う為連覇がしやすい大会ではあるものの、県の代表が集う戦い。

容易なものではないことが想像出来ます。

最年少の全日本出場!

凄腕小学生だった奈良岡功大さんは地元で、父親が指導を務める浪岡中学へ進学。

その年の12月、史上最年少である13歳でバドミントン全日本総合選手権に出場しました。

全日本はオリンピック選手も参加するような国内最大の大会です。

一回戦の相手は前年度インターハイで複・単で優勝・準優勝したトナミ運輸の保木卓朗(19)さんでした。

そんな大人で実力者である選手から接戦の末2ゲームを奪い勝利。

奈良岡功大さんは奥側。
体格が既に完成されていることも凄いですが、動きが中学生離れしています。

2回戦では敗れてしまいましたが、中学1年生が全日本で一勝は史上初の出来事。

これを期に一気に注目されることとなりました。

史上初の全中3連覇!

そんな奈良岡さんが再び注目を浴びたのが、2016年夏に開催された第46回全国中学校大会

この大会で1ゲームも落とすことなくシングルスで優勝、団体でも優勝をし2冠を達成しました。

注目すべきはこの個人優勝が3回目、つまり三連覇だったということです。

奈良岡さんは中学生の頃から全中で優勝をし続けて来ました。

2連覇という選手はいるものの、三連覇は史上初。まさに前人未到です。

決勝戦の対戦相手であった亀崎中学(広島)の川本拓真さん(埼玉栄高校へ進学)はジュニアナショナルメンバーでもありましたが、第一・第二ゲーム共に7点、11点に抑えて大差での勝利となりました。

奈良岡さんの圧倒的強さを物語る結果となっています。

進学高校は? インハイ優勝もあり得る!?

さて、数か月前までは奈良岡さんがどこの高校へ進学するかという話題でバドミントン界隈は密かに盛り上がっていました。

彼の住む青森県はバドミントン強豪県でもあり、青森山田高校や東奥学園があります。

特に青森山田は女バドが強いです。

2000年入ってからのインハイ優勝最多は恐らく青森山田高校だったと思われます。

またサッカーや卓球を始め多くの部活が全国的に活躍しており、卓球の福原選手やテニスの錦織圭も輩出していたり……。

最有力候補でもありましたが、奈良岡さんは地元公立高校である浪岡高校へ進学したのです!

浪岡高校のバド部も東北選抜の上位に入ったり全国大会へ出場する選手もいたりで強豪でもあるのですが意外でした。

そもそも奈良岡さんなら埼玉栄や富岡ふたばといった県外からの声も掛かっていた可能性はありますし、しかしその中での地元公立というのが好感度が高いです。

更に驚くべきは、浪岡高校に全中優勝を果たした浪岡中のバドミントン部員が奈良岡さんを含め4人進学したということです。

全中の決勝戦で奈良岡さんとダブルスを組んだ大平啓人さん。

シングルスで一勝を決めた久慈友也さん。

そしてダブルスとしてメンバー入りをしていた武藤映樹さん。

全中優勝校のレギュラー5人のうち4人が入学した浪岡高校は間違いなくメチャクチャ強くなります。

「早ければ今年に全国優勝もある」との声も聞く程。

地元で育った子供たちが地元の高校で優勝を目指す。

スポーツは全国から選手を集めた私立校が強い中、もしここでインターハイや選抜などで優勝したらとても熱くなる展開だと思いませんか?

 

追記:

2017年インターハイ奈良岡功大と浪岡高校の成績

2017年インターハイですが、浪岡高校は準決勝で強豪・ふたば未来学園に敗れ2位という結果で終わりました。

しかしながら浪岡高校はインターハイの出場は48年ぶりのノーシード。

それがなんと前年度優勝校でもある埼玉栄高校を3回戦目で破ってしまったのです。

因みに埼玉栄高校は初のインターハイベスト4入りを果たした2000年から2016年まで16年間ベスト4入りをしています。(内優勝は12回)

そんな埼玉栄がまさかの3回戦負け。高校バドミントン界隈が騒然とする番狂わせとも言われました。

埼玉栄戦では第三シングルを務め、エースである3年生の大林拓真選手と1時間半の勝負の末2勝を取りチームを勝利へ導きました。

決勝では負けてしまったとはいえ、強豪校相手にとてつもない善戦だったのではないでしょうか。

また個人戦でも決勝戦で埼玉栄高校の大林拓真さんと勝負をすることになりましたが、2-0で敗れ残念ながら初の1年生優勝には至りませんでした。

選抜の王者、しかも高校最後の団体戦で辛酸を嘗めたこともあり大林選手も負けられない思いがあったのだと思います。

結果として個人・団体での優勝には届きませんでしたが、初めてのインターハイで大活躍をしたことは言うまでもありません。

2018年インターハイ奈良岡功大と浪岡高校の成績

さらに追記です。

2018年、浪岡高校はシードとしてインターハイに出場しましたが準々決勝にて宮崎の日章学園に3-1で敗退してしまいました。

奈良岡さんは武藤映樹さんと出場したダブルスでは無事勝利。

しかしシングルスはS3(一番最後)としての出場であったため、二番手のシングルスが負けた時点で三敗となり試合が打ち切られ最後まで戦うことが出来ませんでした。

個人戦ダブルスでも同じく武藤さんと出場し、準決勝までコマを進めることが出来ました。

残念ながら準決勝では埼玉栄高校の中山裕貴さんと緑川大輝さんのペアに3-0で敗退してしまいましたが、強豪校のエースダブルスということで厳しかったのかと思われます。

シングルスではダブルスでの雪辱を果たすかのように中山裕貴さんを破り、2年連続決勝進出を果たしました。

相手は埼玉栄高校の3年生緑川大輝さんです。

1-1でファイナルゲームまでもつれましたが、左足首のケガを押しての出場であったこともあり途中棄権という最後になりました。

奈良岡さんのインターハイ優勝がまだ見られていないことが残念ですが、次こそは悲願の達成となると信じています。

なによりも怪我に気をつけプレイを続けて欲しいです。

まとめ

どんどん成長を続ける奈良岡功大さん。すごい!

これは2017年の映像ですが、最後のフェイントが半端なくすごいです。

2020年には19歳になり、絶妙な年齢で五輪を迎えることが出来る奈良岡さん。

目標はオリンピック4連覇で金メダル! とのこと。

練習の積み重ねの上に成り立つ奈良岡さんの強さに期待しこれからも追っていきたいと思います。

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