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風邪でもなければ花粉症でもない、けれどマスクをかけている。
そんな人を学校で、職場で、街で見掛けませんか?
近年増えていると言われている「マスク依存症」について考えてみました。
Contents
マスク依存、何故今なのか?
この記事を書こうと思ったキッカケは良好な人間関係を築くうえでマイナス 急増する「マスク依存症」の深刻さという記事を今しがた読んだためです。
しかし正直な話、「マスク依存症の人が急増中」などと言われても今更?というような気がしました。
そう、今更なのです。
既に何年も前から風邪でもないのにマスクをする人はいましたし、その行為に対する指摘も行われてきました。
本当に急増しているのか、確かな数字はどこにもありません。
しかし上記livedoorNEWSよると、以前は何かしらの不安障害※を抱えている人がしていたマスクを、最近では特に心に問題が無い人でもしているとのことでした。
言われてみると先日行われたコミックマーケット89に参加した際、中高生から大学生にかけていやにマスク率が高かったような気がします。
この時期ですので本当に風邪予防という方も一定数はいるのですが、今まで言われてきた以上に、マスク依存症人口が増えてきているのは確かなのかもしれません。
※ 社交不安障害及び醜形恐怖症(自分の顔が醜いと信じてしまう精神障害、実際の顔がどうであるかは問題ではない)など。
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何故マスクをつけるのか 何をもって依存なのか
「マスク依存症」という言葉があるからといって、風邪や花粉症などの症状以外でマスクをつけることが依存症であるかと言えば、そうではないと思います。
かく言う自分も風邪でもないですがマスクをつける時はあります。
男の人でしたら髭を剃り忘れた時、女の人であれば化粧のノリが良くない、もしくはちょっと近所に買い物に行きたいけど化粧が面倒な時。
そのような理由でマスクを着用することがあるのではないでしょうか。
ちょくちょくこのような理由で自分もマスクをしますが、それは依存行為とは違うような気がします。
頻繁にやるようであれば別の意味で問題ではありますが……。
ここで問題とされるのはやはり隠すのが「顔」そのものの場合ではなく、表情、ひいては心そのものをマスクで隠そうとする行為なのではないでしょうか。
マスクをかけることによって口元が完全に見えなくなります。
そのため、その人が何を考えているのかがほとんど読み取れません。
「何を考えているか表情から読み取られたくない」「人からの視線を気にしなくてすむ」
このような理由でマスクをかけている人が、近年マスク依存症と呼ばれる方々であるようです。
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マスク依存は弊害か否か
マスクをしていることによって表情が隠れるため、コミュニケーションが取りにくくなることは言うまでもないことだと思います。
それ以上に、マスクで声がくぐもって良く聞こえない、という点でも他者と話しにくくなってしまいます。
マスクによって阻害されるコミュニケーションのツールは声と表情。
中高生を始めとする現代の若者の主なコミュニケーションツールはLINEなどのチャットです。
これらは顔も見えませんし、声も聞こえません。
その状況に慣れている彼らにとって、マスクで声と表情が阻害されることは気にならない、むしろ慣れている状況に晒されているようで心地が良いのかもしれません。
話がそれましたが、そのような状況を対人関係を築くうえでマイナス、直すべきものであるとの意見が多く見られました。
しかしどうでしょうか。
マスクを外しすべてをさらけ出す行為だけが、本当に正しいのでしょうか。
いや、正しいことは確かだと思います。
しかしすべての人がそれを簡単に出来るのでしょうか。
現代の子供達は人間関係に疲弊しきっています。
本当は大して仲良くもない「友達」と話す時、教室で「ぼっち」あることを自覚しながら一人で過ごす時。
マスクをかけるとどことなく落ち着き、自室にいるような安心感が得られる。
若者たちが時に盾として、時に武器として使うマスクを私は批判しきれません。
避けたいと思う場面であえてマスクを取る、これこそが依存症を直す方法との意見もありますが……。
まずは気ごころの知れた友達、知人そのくらいからで良いのではないかというのが私の意見です。