バスの座席、一番安全な席はどこか

今月15日、15名の犠牲者を出した長野県軽井沢町で起きたバス転落事故を受けて、バスツアー会社への批判が高まっています。
このような事故が起きると、高速バスそのものに不安を感じ利用を控えようかと考えてしまいますが、やはり安さが魅力で利用してしまいます。
そんな高速バスには危険な席と、比較的安全な席があるそうです。




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バス事故で一番危険な席は左側前方か

今回の事故の犠牲者で、運転手含め14人の座席が明らかになっています。

左右2列ずつの4列シートでしたが、7人が右側(うち2人は運転手)、7人が左側に座っていたとのことです。
前方から後方にかけて広範囲で犠牲者が出ていること、また運転席のすぐ後ろに座っていた運転手も亡くなっていることが、今回の事故における衝撃の強さを物語っています。

過去30年間のバス事故で最悪のものとなった今回のケースは「座席の偏り」というものは見らませんでしたが、過去20年の事故を分析した結果、一番危険な座席と安全な座席というものが明らかになりました。

「前方左側」「前方右側」「中央左側」「中央右側」「後方」

この5つに分類した時、犠牲者が一番多いのは「左側前方」で38%でした。
乗車のしやすさ・景色の見え具合で考えるとついつい選びがちな席ですが、バスの運転手が家族を座らせる時に一番選ばない席は「右側前方」なのだそうです。
理由としては

 

・左側最前列は投げ出された際に身体を受け止める物が無い
・運転手は事故の際、咄嗟に自分とは反対側(=右側)で衝撃を受け止めようとする

などが挙げられています。

実際に、横転事故は左側に倒れるケースが多いです。
また次いで危険な席は、前方が見えにくく衝突に対する構えが遅れてしまう後方とのことです。
運転手二人は前方に座るため、事故の際後方の避難誘導が疎かになることも理由の一つでしょう。




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2階建てのバスの場合 危険なのは上か下か

では最近増えている2階建てバスの場合はどうなのでしょうか。

これは横転をした際に叩きつけられる衝撃が圧倒的に強いため、2階部分の方が危険にさらされます。
バス事故の場合は天井が落ちてきて上層階に押しつぶされるといった危険はほぼありませんから、1階席に座る方がよいでしょう。

 

安全な席はどこなのか

過去20年間のデータによると、中央右側が最も安全な席になります。

大型バスは前方左側に乗車口、後方右側に非常口があります。
対角線上にドアがあるのは、横転してドアが塞がった際や衝突で前方部分が破損した際のリスク分散です。
避難のことも考えると、非常口付近も比較的安全ということでしょう。

また運転席の周辺(主に後ろ)は衝撃を最小限に抑えるられるとも言われています。
そして衝突の際に投げ出される窓側より、通路側の方が安全です。
さらにバスの構造から考えると、一番頑丈なのはタイヤの上とのことです。

まとめますと右側中央の通路側・タイヤの上が最も安全な席になります。
ここから考えられる安全な席と言うのは、同時にあまり魅力がない席とも言えますね。

中央の通路側は景色は全然見えませんし、タイヤの上は窮屈で乗り心地があまり良くありません。

しかし万が一のことを考えると、このような席を選ぶ方が良いのかもしれません。

もちろんケースバイケースで、必ずしも安全と言い切ることは出来ません。
シートベルトの有無でも大きな違いが出るでしょう。

しかしながら座る位置によって生存率が大きく変わるとも言われていますので、覚えておいて損はないでしょう。
絶対に起こらない、と言えないのが交通事故。
もしもの際には僅かでも生存の確率を高めたいものです。

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