大堀彩選手「東日本大震災を経験して強くなった」 富岡から猪苗代へ

NTT東日本所属の大堀彩選手(19)が2月14日、バドミントン日本リーグで奥原希望選手(20)から大金星を挙げました。

奥原選手は昨年12月にスーパーシリーズ・ファイナルで日本女子初の優勝を果たした方です。
そんな奥原選手にストレート勝ちをした大堀選手の強さについて迫ります。




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経歴と主な成績は? 

簡略プロフィール

大堀彩(おおほりあや)

出生:1996年10月2日生

出身:福島県

所属:富岡第一中学校→猪苗代中学校→富岡高校→NTT東日本、日本代表ナショナルチームB

バトミントンをはじめた年齢:6歳

利き手:左

 

バドミントンは左利きが有利だと言われているスポーツの一つです。

元々左利きなのか、競技のみ左なのかは分かりませんが、最大限に生かして欲しい利点ですね。

 

経歴

バドミントン部の監督である父と、元実業団バドミントン選手の母を持つ大堀選手。

その環境のため幼い頃からバドミントンに触れており、小学校5年生の時には全国小学生選手権で優勝を果たしました。

 

また、中学校時代は2年生の時に全国大会で準優勝、3年生の時には全国優勝をしています。

 

高校時代は福島県富岡高校バドミントン部に所属し、高校2年生のインターハイ団体でチームを準優勝へと導き、シングル3位の成績をおさめました。

翌年3年生の時には団体戦で優勝を果たしていますが、その際ダブルス・シングルスで対戦した青森県青森山田高校の荒木茜羽(あかね)選手は、中学3年生の全国大会の決勝で戦った相手でもあるのです。

 

同じく高校時代には世界ジュニア選手権準優勝、アジア選手権であアジアユースU19バドミントン選手権大会で優勝するなど、世界でも好成績をおさめました。




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中学生の時に東日本大震災を経験 富岡から猪苗代へ

大堀選手は福島県富岡第一中学校へ入学しました。

富岡第一中学校はバトミントンの強豪校で、全国大会への出場・優勝を果たしている学校です。

これが中学入学の時の写真です(大堀選手は後列の一番左)

富岡第一中学校バドミントン部

同期には日本リーグ参加チームである広島ガス所属の濱北もも選手(左から3番目)、日本ユニシスの東野有紗選手(一番右)などがいます。

男子真ん中の古賀穂さんはインターハイ優勝経験もある選手で、富岡第一中学が多くの有名選手を輩出していることが分かります。

 

そんな強豪富岡第一で全国制覇を目指していた大堀選手ですが、中学二年生の春、東日本大震災で被災しました。

この地震時に起きた福島第一原発事故により、警戒地区に指定されてしまった富岡第一中学校の生徒は全員が避難と転校を余儀なくされました。

 

その際に富岡高校のバドミントン部が猪苗代高校にサテライト校を設置したことで、中学生も猪苗代中学校としてのスタートを切りました。

大堀選手が中学3年生の際に猪苗代中学出身となっているのには、このような理由があるのです。

 

転校後、数か月のブランク、慣れない土地での練習、練習時間や場所の違い。

多くの困難と向き合いながらも、大堀選手をはじめとした富岡第一中学校の生徒たちは猪苗代中学バドミントン部として練習に励んできました。

お世話になった人への感謝と、何があっても諦めない気持ちを胸に。

 

大堀選手は「震災をさかいに精神的に強くなった」と語っています。

そんな彼女の強さの中心には名門校で培った実力だけでなく、逆境にも負けなかった努力と、支えてくれた人の存在が今でも根強くあるのではないでしょうか。

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