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暖冬と言われつつも、やはり寒い寒いと体を震わせる毎日です。
そんな寒い日は温かいこたつでのんびりみかんと行きたいところですが、どうやら試される北の大地・極寒の北海道ではこたつがほとんど使われていないそうです。
その理由と共に、北海道の防寒対策について書いていきたいと思います。
Contents
北海道のこたつ所有率は全国最下位
皆さんは北海道にどのようなイメージを持ちますか?
広大な土地、多くの観光客が訪れ、カニやいくらの魚介類をはじめ肉にじゃがいもに乳製品……グルメも有名な場所です。
そして-30℃を越える寒さと、積雪量もまた忘れてはいけません。
気象庁によりますと北海道の観測史上最も低い気温は旭川で-41.0℃。バナナで釘が打ててしまいますね。
年間を通しても平均気温が10℃を越えず、日本一の寒冷地です。
そんな北海道では、『冬はこたつでまったり』という情景がほとんどないというデータがあります。
TBS 世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?により、日本のこたつ所有率47位に、北海道がランクインするという結果が発表されました。
因みに上位下位三都道府県はこのようになっています。
1位 山梨
2位 福島
3位 長野
45位 東京都
46位 沖縄
47位 北海道
冬でも桜が咲き、半袖で過ごすことの出来る沖縄はまだしも、寒さ厳しい北海道の所有率が最も低い。その所有率は23%で、ほとんどの人々がこたつを所有していないことは、意外な事実で他県の方は驚かれたのではないでしょうか
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何故北海道民はこたつを持たないのか
この答えは単純です。
北海道の寒さは半端ではなく、防寒対策も生半可ではないからです。
こたつはあくまであたたかいのはこたつの中のみで、入っている下半身だけが温められます。
ある程度暖かい地域ならばそれで問題ないかもしれませんが、寒さの厳しい地方ですとこたつだけでは部屋は暖まりませので、他の暖房器具と併用させないととてもじゃありませんが生活出来ません。
そういう意味では家全体を暖めないと生きていけない北海道の暮らしにとって、こたつの暖かさでは太刀打ちできないというのが所有率の低さの原因でしょう。
北海道の防寒対策とは? 家の中では半袖?
では実際の北海道ではどのような防寒対策を採っているのでしょうか。
全部の世帯が同様ではありませんが、北海道で良く見られる暖房は以下の通り。
・窓は二重ガラス
二重ガラスにすることで断熱効果を高め、暖かさを逃がしません。
一重の家でも窓の前に防寒ボードを置いたり、隙間用テープを貼ったりして熱を逃がさない工夫を行っています。
窓辺から入ってくる隙間風や逃げていく熱の60%はサッシ周りからですが、40%は窓ガラスそのものから通り抜けをしています。
そのため窓ガラスにも遮熱シートを張っている家庭が多いようです。
また、カーテンは厚手で丈が長く、窓付近からの隙間風を避けるため床まで届くタイプを使用しています。
・暖房は24時間稼働?
北海道では床暖房を導入している家庭が多く、またFFファンヒータなどの暖房器具は24時間フル稼働しているようです。
当然光熱費も目を見張る金額ですが、一度暖房を切り家の中を冷やしてしまうと再び暖まるまでに時間がかかってしまうため、長い目で見るとつけっぱなしにする方が経済的なのだそうです。
そのため全国で一番寒い場所と言われながらも、北海道の家の中は日本で一番平均温度が高いという現象が起きています。※
平均温度は21.55℃なためむしろ暑いくらいで、家の中では半袖で過ごす人もいるとのこと。
なるほど、そんな環境下であればこたつなど必要ないのも納得ですね。
(※参考 http://weathernews.com/ja/nc/press/2010/100127.html)
まとめ
北海道の防寒対策はすごいです。
こんなに部屋の中が暖かいのは羨ましい一方で全部の家があてはまるわけではありませんし、一歩外に出ると凍てつくような寒さなので住みたいとは思えませんね……。
また近年は不況なため縮小気味ですが、北海道を始めとする寒冷地では給与に『寒冷地手当』というものがプラスされる企業もあります。
私の住む町も北海道レベルではありませんが寒冷地なため、親がそのようなものを貰っているという話を耳にしたことがあります。
そのような補助が出ても、結局冬の間は電気代が嵩んでしまいます。
太陽の暖かさだけで暮らせる春が、早く訪れるといいですね。