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労働基準法で1日の労働時間は8時間までと定められていますので、多くの人が漠然と1日8時間の労働が当たり前であるように思っています。
しかしこれは日本の話。
国によって労働時間はだいぶ違います。今回はそんな世界の労働時間事情について調べてみました。
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労働時間 世界平均は年1725時間
以下のグラフは、経済協力開発機構(OECD)加盟国など世界35の国を対象にした年間の平均労働時間についてのランキングです。
日本は年間平均で1745時間。
35ヵ国中15位で、世界平均が1725時間であることから日本の労働時間はほぼ平均的だと言えます。
しかし年間1745時間と言われてもいまいちパッとしません。
1日に換算すると一体どのくらいの時間になるのでしょうか。
日本の平均的な目線で、年間の休日を115日、有給を10日、全体の休暇日を年間125日として1日の労働時間に換算してみました。
すると以下のグラフのようになります。
日本の1日の平均労働時間はおよそ7時間半になります。
厚生労働省が発表している「就労条件総合調査結果の概況」では1日の平均労働時間が7時間43分であることからおおよそ合っていると言えます。
これで見ると世界平均は7,19時間。
一番労働時間が長いメキシコは9,28時間、反対に一番短い国はオランダの5,77時間となりました。
6時間未満の労働時間はデンマーク、ノルウェー、ドイツ、オランダをはじめとしたヨーロッパ諸国が目立ちました。
ただし1日あたりの労働時間はあくまで日本の平均的な出勤日数で換算したものです。
国によって休暇日数も変わりますので、それを踏まえると1日あたりの労働時間は変化する可能性はあります。
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日本は働き過ぎなのか?
結局のところ日本人は働き過ぎと言えるのでしょうか。
今回のデータのみですと、世界平均よりやや上で、特別「働き過ぎ」という印象はありませんでした。
しかしながらこれはあくまで労働時間のみ。
通勤時間はもちろんのこと、出社までの準備はこの時間に含まれていません。
私に言わせれば、そのような時間も会社があるから存在しているわけで、いわば会社に捧げている時間=労働時間のようなものです。
また近年は過労死等の問題から長時間労働に対する労基の目は厳しくなっているため使用者は気をつけていますが、実際には多くの人が「どこにも記載されない労働=タダ働き」をしているのではないかと思います。
そうするとやはり、1日のうちの3分の1、ないしは半分を労働に費やしてしまっており、そのことは異常であるように感じます。
仕事と生活の調和、所謂ワークライフバランスが近年崩れていると言われています。
仕事のために私生活を犠牲にしてしまう人、そのために心身の疾患だけでなく家庭崩壊に至る方もいます。
そのことを考えると、昔に比べ労働時間は減ってきていると言われるものの、まだまだ十分に働きすぎと言える状態なのではないでしょうか。
余談ですが
以前就職活動中にとある企業のブースで人事の話を聞いた際、こんなことを言っている担当者がおりました。
「人生の中に仕事があるんじゃない。仕事の中に人生があるんだ」
その言葉にただただ戦慄し、あまりの恐ろしさに頂いた名刺を家に帰って速攻で破り捨てました。
何を言っているんだこの人は、と。
私たちは何故働くのか。
それは生活のため、人生の充実のため。
もちろん中には仕事こそ生きがい、という仕事大好き人間もいます。それはそれで構いません。
しかし仕事をすることで人生が充実しているということは、やはり仕事は人生の充実の為に存在しているのです。
人生そのものが仕事の為に存在する、という状況は私たちは仕事の為に生まれてきたと言っているようなことになります。
そんな状況が果たして理想的なのか。
人それぞれの価値観であるとは思いますが、自分は同意しかねました。